【信頼を得るのに必要なたった1つの言葉とは】本『たった一言で印象が劇的に変わる!話し方ドリル』の感想

読書・映画感想

「人からどう思われているんだろう……」
 
いつも、
人の目を気にしながら、
生きてきました。
 
だれかに
嫌われたり、
つまらないって
思われたりするのが嫌だったんです。
 
「嫌な思いさせたかな……」と、
あとから自己嫌悪になることも、しばしば。
 
周囲からは「明るい」「社交的」と言われることもあります。
 
けれど、じつは、
いつも緊張で、
ビクビクしているんです。
 
人と会うことは緊張をともなうから、
みずから誰かと会うことも、しませんでした。
 
 
そんなときに出会ったのが『話し方ドリル』。
 
「たった一言で印象が劇的に変わる」という
キャッチコピーにひかれました。
 
「印象をよくする一言を知りたい」
 
他人の目をいつも気にする私は、
タイトルを見た瞬間、
自然と本に手を伸ばしていました。
 
 
本を読み、
つぎの言葉にであったとき、
衝撃をうけました。。
 
 
「話し手に返す第一声は、『言葉にしていない、話し手の気持ち』です」
『話し方ドリル』(神原智己著)P25から引用 
 
 
頭をガツンっって殴られた気分でした。
 
なぜなら、わたしは、いつも、
話し手(相手)でなく、
自分の気持ちを伝えることしか
考えていなかったからです。
 
ここだけの話、じつは、
相手の話を聞いているようで、
あまり聞いていませんでした。
 
「自分がつぎに何を言うか」で
頭がいっぱいだったんです。
 
これまでの姿勢を、
深く反省しました。

そこで、
「推察した相手の気持ちを伝える」
ことから始めようと、
決意したのです。
 
 
まずは、
3歳のひとり息子との対話で、試みました。
 
いざ実践すると、
自分でもビックリ。
 
子どものことばや行動のウラに、
かくされた想いが
たくさんつまっていることに、
はじめて気づいたのです。
 
たとえば、
子どもが「みてみてー」というとき、
そこには
 
「こんなに頑張ったんだよ」
「こんな工夫をしたんだよ」という
 
メッセージがあることに気づきました。
 
これまでは
「スゴイ!」と
一言だけ言ってました。
 
けれど、
もう少し子どもの気持ちに寄り添い、
 
「前できなかったことができたね!」
「どうやって出来るようになったの!」
 
と言うようにしました。
 
すると、
子どもが「にたぁっ」と笑い、
せきをきったように、
頑張ったことを話し始めたんです。
 
子どもとの会話が盛り上がり、
パパとしては嬉しいかぎりです。
 
 
つぎに、
店員さんとのやりとりで、実践してみました。
 
ここでも、
これまで見えなかった店員さんの気持ちが、見えてきました。
 
どの店員さんも、
お客様が笑顔になるよう、
一生懸命におもてなししてくれていることに気づけたのです。
 
そしたら、
 
「ありがとう」
「うれしかったです」
「おいしかったです」という、
 
感謝の言葉が
自然とこぼれるようになりました。
 
すると、
店員さんが、
ぱーっと満面のステキな笑顔を見せてくれるようになったんです。
 
相手の笑顔に、こちらまでうれしくなります。
 
 
また、
トラブルが起きたときなどは、店員さんは
 
「お客様に不快な思いをさせている……」
「なんとかしなきゃ……」と
 
不安やあせりを抱えています。
 
そんなときは、
 
「時間あるのでだいじょうぶですよ」
「手間かけてごめんなさいね」と
 
ねぎらいの言葉をかけるようにしました。
 
すると、
店員さんの顔がホッとしたような
安堵の笑顔に包まれます。
 
そんな笑顔にふれると、こちらもホッと落ち着くのです。
 
 
どちらも、
たった数分内でのやりとりですが、
わたしのなかで
 
「あっ、こころが通った」
 
と感じました。
 
おそらく、
相手もおなじ気持ちだったんじゃないかな。
 
たった数分のやりとりでも、
相手と心と心でつながれたことは、
わたしにとって大きな喜びでした。
 
 
「推察した相手の気持ちをまず伝える」
効果は絶大です。
 
まず、
相手は、
とても喜んでくれます。
 
たしかに、
 
「話を聞かない人」
「自分の話しかしない人」
 
よりも、
 
「話をさえぎらず、
 最後まで聞いて理解してくれる人」
 
との時間の方が楽しいですよね。
 
さらに、
自分も、
緊張をおさえられるようになりました。
 
相手のこころを観察していると、
自分がどう見られるか、
考えるヒマがないんですね。
 
相手の観察に熱中することで、
自分がどう見られているか、
緊張するのも忘れる。
 
これはひとつの発見でした。
 
「自分のはなし」から
「相手のきもち」に
意識をシフトさせることで、
自分も相手も、安心できると気づきました。
 
 
『話し方ドリル』を実践し、2ヶ月。
わたしのいちばんの変化は、
「人と会うことが楽しくなった」ことです。
 
これまで交流を広げなかったわたしが、
なんと、
読書会・陶芸教室・交流会など、
みずからどんどん
交流の輪をひろげるようになりました。
 
これは、結構、衝撃的なできごと。
 
内向的なわたしが、
こんなアクティブな一面を持ち合わせていたとは……
自分でもおどろきです。
 
きっと、相手が喜んでくれることが、
自分にとってもうれしいんですね。
 
誰かとこころを通わせると、
胸の中がじわーっと温かくります。
 
つながれる幸せを感じ、
自分の人生がより豊かになる感覚を
日々かみしめています。
 
 
人間の悩みの大半は
「人間関係」といいます。
 
そのストレスを、
減らし、
それどころか、
喜びに変えることができれば、
まちがいなく
人生は好転すると思うんです。
 
その出発点は
「推察した相手の気持ちを伝える」こと。
 
そのたった一言で、
こころ通った信頼関係がつくれることを、
2ヶ月の体験で実感しています。
 
 
妻からは
「明朗快活になったね」と、
結婚6年目ではじめて言われました。
 
明朗快活とは、
「明るく、ほがらかで、生き生きしていること」。
 
わたしの人生も、
すこしずつ好転しはじめているみたいです。
 
これからも、
『話し方ドリル』の教えを実践します。
 
相手と喜びも悲しみも分かち合い、
心かよった交流を広げたいです。
そして、
幸せな人生を歩みたいと思います。
 
 
『話し方ドリル』は、
人生を変えるきっかけを与えてくれました。
 
それは、この本に、
話し方のプロ・神原智己さんの、
渾身のノウハウと、
幸せな社会実現への強い想いが
詰まっているからだと思います。
 
神原智己さん、
人生に気づきを与える本を書いていただき、
本当にありがとうございました。

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本『話し方ドリル』のテクニックは、
子育てでも効果を発揮します!
わがやの3歳ひとり息子とのやりとりで、
どう活用し、どう効果があったか、
感想文を書きましたので、こちらも読んでもらえると嬉しいです▼
3歳の子どもを育てるうえで大切にしたい、たった1つの意識【共感する】

コメント

  1. クリス生人 より:

    拝見させていただきました。

    父親の視点で、読書を通して育児に励むお姿が想像できました。😄

    いろいろと育児本がある中で参考になりました!

    • ほどぼち より:

      わぁ、コメントいただき、うれしいです!
      ありがとうございます^^

      子どもは、素直に気持ちをあらわしてくれるので、
      話し方を変えると、効果をスグ実感できます!

      ぜひ試してくださいね!

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