日々忙しく過ごし、ゆっくりする時間がない本好きのあなた
と思っていませんか?
そんなあなたにピッタシの本が
八木沢里志「きみと暮らせば」!
読めばきっと
こと間違いなしです!!!
では早速、書評に移りたいと思います!
あらすじ
両親を亡くし、血のつながらない兄弟のお話です。
のんびりした兄としっかり者の妹が、性格は違いながらも、
お互いを心から思いやる様子に、心なごみます。
八木沢里志の優しさに溢れる文章力が素晴らしい
本作の素晴らしさは、なんといっても
八木沢里志さんの優しさ溢れる文章です。
1つ1つの情景描写が優しく、穏やかで、
じわーーっと心温まります。
原田マハさんの文章に近いのですが、イメージとしては
原田マハさんよりも、更にやさしさ・温かさがプラスされた感じ
私ごときが尊敬するのもおこがましいですが
文章を書く身として、憧れを抱いてしまうくらいに
文章のタッチがきれいです。
「あぁ、こんな風に日常を切り取れたら、世界は優しく見えるんだろうなぁ」
とつい思っちゃいます。
「幸せは身近にあるんだ」ってことに気づかされます
文章のタッチだけでなく、この本に込められているメッセージもとても素敵です。
妹のユカリは、作中で何度か
「幸せってなんだろう?」
と疑問に思います。
そんなユカリに対して、兄の陽一は次のように言います。
オレはさ、仕事を終えて駅から夜道を歩いて、この家に明かりが灯っているのを見ると、とってもホッとするんだ。
玄関を開けると、夕飯の匂いがふわりと漂ってきて、種田さん(飼い猫)が足元にじゃれついてきて、お前が台所で、おかえりって声をかけてくれる。
それだけで、明日もまた生きていけるって気持ちになる。
オレの言いたいこと、わかる?
陽一の言葉、本当に染みるぜぃ。。
本当にそうですよね。
幸せって、
お金持ちになるとか、出世するとか、世間からすごいと思われるとか
そういうのじゃなくて、
もっととても身近なところに、既にあるものなんだなぁと思いました。
健康であること、家族が笑顔であること、ご飯が今日も美味しいなぁと思えること、お風呂が温かくて気持ちいいなぁって思えること、お布団がふかふかで気持ちいいなぁって思えること
そういう身近で、やさしく、温かい幸せを大事にしようと思えました。
既に、幸せなんだなぁ、私は。
【まとめ】八木沢里志「きみと暮らせば」を読めば、心温まる・やさしい・ほっこりした時間が流れます
というわけで、 八木沢里志さんの「きみと暮らせば」 。まとめると
と思う人には、どんぴしゃりではまると思います!
ぜひご一読くださいね!
<おまけ>映画・ドラマ化するなら、どういう配役!?(勝手にキャスティング)
私はいつも小説を読むときに
「この小説、映画・ドラマ化するなら、どういう配役にするか」
っていうのを空想(妄想?)しながら、勝手にプロデュースします。
↑バッチし当てはまる役者を見つけると、めちゃくちゃ嬉しい+話がもっと楽しくなる
というわけで、勝手に私の中でキャスティングした俳優・女優さんを紹介します!
皆さんが妄想する際の参考にしてください!!
(俳優さんとキャラクターの年齢にズレがある場合は、勝手に頭の中で補正します。。年齢があっていない点、ご容赦を!)
どうでしょうか!?
「全然ちがうしっ・・」とかの意見は受け付けません!
だって、私にはこの配役バッチりなんです!
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