『SINGネクストステージ』を観ました!
素晴らしく上質なエンターテインメント映画でした。
素晴らしすぎて、初めてパンフレットも買ってしまいました^^
映画『SINGネクストステージ』は、ストーリー・メッセージ性・映像美・音楽、すべてを兼ね備えた素晴らしいミュージカルエンターテイメント
- 圧倒的に共感できるストーリーに、涙が出ます!
- 前向きで力強いメッセージに、心揺さぶられます!
- 華麗で美しい映像表現に、目を奪われます!
- 奇跡のスーパースターの共演による圧巻の音楽は、鳥肌ものです!
特にラスト30分は、圧巻のライブ感に圧倒されまくり。
映画を鑑賞しているというより、壮大なミュージカルをライブで見ている感覚。
何度も鳥肌が立ちました。
思わず拳を握りしめて、熱狂的なファンのように、
音楽とダンスの世界に魅了された、あっという間の2時間でした。
あらすじと感想(以下ネタバレがあります)
キーメッセージは「外の世界へ一歩踏み出せ!」
- 今いる世界がすべてではない!
- 自分を信じろ!
- 今が苦しければ、今いる世界から抜け出すための一歩を踏み出せ!
- 絶対に輝ける場所はある!
応援したくなるキャラクターたちが、
どうしようもない挫折から、
勇気を振り絞り、
新たな世界への一歩をなんとか踏み出していきます。
少しずつ自信を取り戻し、
輝く人生を取り戻していくストーリーは、
- 「今いる世界はすべてではないこと」
- 「自分が輝ける場所は必ずあること」
- 「外の世界へ一歩踏み出せば人生が好転すること」
を教えてくれました。
バスターたちは大きな夢を目指し、なんとか挑戦への切符を手にする。
小さな町の劇場の支配人であるバスター。
舞台はいつも満員御礼で順風満帆。
そんなバスターには、エンターテインメントの本場でショーを開きたいという夢がありました。
しかし、本場のスカウトは見向きもしてくれません。
そこで正攻法を諦め、突拍子もない荒業を繰り返し、
なんとかオーディションに漕ぎ着けるバスター。
そして遂に、エンターテインメントの聖地にある大劇場での講演が仮決定!
メンバーの誰もが、華々しい世界への期待に胸を踊らせていました。
夢とはかけ離れた現実に打ちのめされ、完膚なきまでに自信を失う。
しかし、現実は甘くありません。
夢とはかけ離れた現実。
- エゴの塊である劇場オーナーからの理不尽な要求
- 威圧的な振付師からのいじめのような指導
- 慣れない配役に理解のないパートナー…
待っていたのは、
しがらみ・人間関係など、夢とはかけ離れた世界。
バスターは、劇場オーナーのもとに話をしにいくだけで、足が震え上がります。
もともと夢に溢れていただけに、
落差は大きく、ショックも大きい。
メンバーそれぞれが自信を失い、逃げ出したい気持ちでいっぱいになっていました。
「今いる世界から一歩外へ踏み出すこと」で、世界が好転しだす。
彼らを救ったのは「いまいる世界から一歩外へ踏み出す行動」でした。
今の価値観から一歩踏み出すバスター
バスターは、ずっと劇場オーナーからの圧力、人間関係に悩まされていました。
しかし、劇場オーナーから「三流」とバカにされ、開き直ります。
- 俺はそんなに間違ったことをしたのか!
- なんで俺がこんなにバカにされないといけないんだ!
- なぜ俺が逃げ回らなきゃいけないんだ!
他人(オーナー)の顔色をこれまでずっと窺っていましたが、
一歩踏み出し、自分の夢の実現だけに邁進します。
覚悟を決めたバスターの表情や行動には迷いがありません。
何が大切なのか、何は大切でないのか(捨ててもいいのか)明確になったからです。
舞台を実現させるため、劇場オーナーを個室に閉じ込めるシーンは、痛快そのもの。
結果、オーナーの反対を押し切って、
強引に開催した舞台は、スタンディングオーベーションの大成功。
バスターは、「他人からの評価を気にする価値観」から、
一歩外へ踏み出し、人生が好転しだしたのです。
今の人間関係から一歩踏み出すジョニー
もう一人、印象的だったのは、演者のジョニーです。
ジョニーは本作で初めてダンスに挑戦。
しかし、威圧的な振付師からの厳しすぎるしごきに耐えきれず、
レッスン場からいつの間にか逃げ出します。
手が震え、目もうつろ。
自信を完全に失っていました。
そんな彼を救ったのが、
カリスマ・ストリートパフォーマーであるヌーシーです。
ジョニーは、たまたま見かけたヌーシーの見事なダンスに魅了され、
自分のダンスコーチになってもらうよう必死に懇願します。
ヌーシーのユニークでエネルギッシュな指導は、
ジョニーの不安を自信に変え、
ジョニーのダンススキルも見る見るうちに上達。
歌とダンスで自分自身をめいっぱい表現できるようになっていきます。
自己を解き放ったジョニーの、
躍動感と力強さ溢れるダンスと歌声に、
最終的に、観客は総立ちになります。
ジョニーは、「自分を苦しめる人間関係」から、
一歩外へ踏み出し、人生が好転しだしたのです。
一歩外の世界へ。必ず輝ける場所はある。
自分の価値観や人間関係など、つらい状況にあるのなら、
- 今いる世界がすべてではない!
- 自分が輝ける場所は必ずある!
- まずは自分を信じろ!
- 「自分はダメだ」と決して卑下するな!
- 外の世界へ一歩踏み出そう!
- 一度輝きさえできれば、こちらのもの!
- 自信が生まれ、自分の人生を歩み始められる!
そんな力強く、前向きなメッセージを体感しました。
誰しもが経験する物語だからこそ、メッセージが深く胸に突き刺さる。
誰しもが、人間関係や劣等感など、心を悩ませながら生きていると思います。
この映画は
- 「そんなときこそ、外の世界へ一歩踏み出そう!」
- 「そこに必ず輝ける世界が待っている!」
という前向きなメッセージをストレートに伝えてくれます。
一歩踏み出すのはとても勇気のいることだけど、
小さな一歩でもいいので、
私も新しい世界へ、一歩踏み出し、
輝ける場所を探したいと思いました。
スーパースターの奇跡の共演による圧巻の音楽
目を疑うような、スーパースターによる奇跡の共演が実現しています。
日本語吹き替え版を観たのですが、主だったキャラを紹介すると、
そしてなんといっても、クレイ役。
「15年間歌うことのなかった伝説の世界的ロックシンガー」という、
半端ないハードルの高さを務めあげたのが
B’zの稲葉浩志!
これ以上ないキャスティング、配役が鳥肌モノ。
歌声も圧巻、まるでライブに来ているような感覚でした。
もちろん、英語のキャストも超豪華。
奇跡のスーパースターの共演です。
- トニー・ケリー
- スカーレット・ヨハンソン
- ファレル・ウィリアムス
- ホールジー
- そして、クレイ役に、世界最高のバンド「U2」のリード・シンガーであるボノ!
中でも驚きは、世界最高のバンドU2のリードシンガーであるボノ!
彼は、この作品のために、楽曲を書き下ろしたとのこと。
しかも、もともと、楽曲提供は契約になく、
映画をより良くするために、ボノが自ら書き下ろしたとのこと!
ボノの人間性とプロ魂を感じました。
そのようなクリエイターの魂がたくさん込められた作品だからこそ、
観客の感動を呼び起こすんだなと思いました。
クリエイターの方々への感謝の気持ちが湧き上がりました。
彼(ボノ)は映画のために新曲を書き下ろしてくれました。それは契約にはなかったんです。最初にボノといろいろと話し合ったときに、彼が「それには曲が必要だし、きっといいものが書ける」と言ったんです。(中略)最初のアフレコ収録のときに、ボノが突然「例の曲を書いてきたよ」と言って、自分の携帯を取り出して曲を演奏し始めたんです。それは何の前置きもなく始まり、映画でみんなが耳にする完成版と99%違わぬものでした。それがいかにすごいことか、またその音色が作品にとっていかに完璧であるか。ボノはまさに映画のフィナーレをお皿にのせて差し出してくれたんです。
SINGネクストステージ パンフレット 監督ガース・ジェニングスのインタビューより抜粋
【まとめ】映画『SINGネクストステージ』は、ストーリー・メッセージ・映像美・音楽、すべてを兼ね備えた素晴らしいミュージカルエンターテイメント
というわけで、映画『SINGネクストステージ』、
素晴らしく上質なエンターテインメント映画でした。
日本語吹き替え版で観たのですが、
字幕版も観に行こうと思います!
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