「やり直せない社会」と「寛容性のある社会」どちらがいいですか？（樺チャンネルYoutubeライブ「渡部健の言語化スペシャル」感想）

一度失敗したら「やり直せない社会」と、
敗者も復活できる「寛容性のある社会」。
あなたはどちらの社会で生きたいですか？
そんなことを考える機会に参加しました。

樺チャンネルのYoutubeライブ
「渡部建の言語化スペシャル」です。

この二人の意外な繋がりに
「えっ、知り合いだったの！？」と
驚きを禁じ得なかったのは、
きっと私だけではないでしょう。

樺沢先生と渡部さんの交流は、
遡ること６年前。
渡部さんのグルメサロンを通して、
交流が始まったとのことです。
そして、渡部さんが、
不倫報道からの活動自粛で
精神的に非常に落ち込んでいた時期に、
樺沢先生が相談にのり、
精神的にサポートをしてきた経緯があるとのことでした。

先日『言語化の魔力』（樺沢紫苑著）を読み終えたこともあり、
また個人的に、
渡部さんのご調子を勝手に心配していたこともあったので、
人生で初めて、樺チャンネルのライブに参加することにしました。

そして、見終わったいま。
感想を一言でいえば……
控えめに言っても、最高の会でした。

良かった点を挙げればキリがありませんが、
何はさておき、
渡部さんの明るい笑顔に、勇気を戴きました。

皆様もご存知のとおり、
渡部さんは、自粛活動中、
世間から激しい言葉を浴びせ続けられました。
誹謗中傷や悪口、罵詈雑言、バッシング……
私は、そのとき
世間の暴力的な攻撃性を
「怖い」と正直思いました。

人はそんなに強い生き物ではありません。
仮にこの世に勝者と敗者が存在するのであれば、
永遠に競争に勝ち続けることなどできません。
一生のうちに必ず弱者の側に回る瞬間があります。
そんな弱っているときに、
周りが「よしっ、鬼の首を取るぞ」と言わんがごとく、
一気呵成に攻撃しにくる世の中なんて、
一体誰が生きたいでしょうか。
ちなみに、私は、そんな社会、絶対に嫌です。

誤解を恐れずにいえば
「暴力的な言語の自由」に辟易としていた私にとって、
樺沢紫苑さんのYoutubeライブの紹介文が
ズシーンと胸に響いたのです。

誰でも失敗したり、やらかしたりすることがある。自分もいつ、そうなるかもしれない。一度失敗したら「やりなおせない社会」と、敗者も復活できる「寛容性のある社会」では、どちらの方が生きやすいだろうか？　私は、誹謗中傷と悪口、罵詈雑言を言い合い、足の引っ張り合いをする社会よりも、互いに助け合い、応援しあう社会を目指したいです。
そんなことも考えながら、敢えて、炎上必至のYouTubeライブを開催します

この紹介文を読んだとき、
私は「今日は絶対に観よう」と思いました。
主旨に激しく共感したのですね。

そして、いざ観てみて…
何よりも、
渡部さんのお顔がとても晴れやかなことに、ホッとしました。
本当に良かった。

もちろんご本人にとっては、
まだキツさや葛藤があるかと思います。
超人気芸能人というお立場上、
決して簡単な道のりではなかったことは想像に難くありません。
けれど、その苦境を乗り越え、
1,800人以上が集まる生配信の場で、
ご経験を言語化されている姿に感動しました。
それは、ご自身の弱みや辛さを
受け入れられていたことの証左です。
なかなか出来ることではありません。

加えて、「ご自身の幸せは？」との質問に
「家族との幸せ」
「僕を必要としてくれる人への恩返し」
と断言する渡部さん。
シンプルながらもこれ以上なく尊い幸せですよね。
とっても共感しました。

先日、渡部さんは、
新刊『超一流の会話力』をご出版されました。
ご本人の中でも、
反感を買うのではとの逡巡があったとのこと。
けれど出版社からの
「これは誰かの役に立つこと」との言葉に背中を押され、
出版を決意したとのことです。

賛否両論はあるかもしれません。
反対意見にとやかく言うつもりはありません。
けれど、私は渡部さんを応援しようと思います。
渡部さんのこれからのご活躍が
「寛容性のある社会の実現」への
希望の旗印になることを、信じてやみません。

樺沢紫苑さん、渡部さん。
社会の風潮に一石を投じる企画だったかと思います。
その想い、しっかりとこちらまで届きました。
素晴らしい放送をありがとうございました。

PS　渡部さんの初のビジネス書籍。
対話能力が極めて高い芸能人が使っている
コミュニケーションのシンプルな本質をまとめた一冊。
ライブでもチラ見せがいくつかあり、
類書にはない学びばかりで、
思わず私もAmazonでポチりました（楽しみ♪）
読んだら感想を書こうと思います。