『仕事と勉強にすぐに役立つ
「ノート術」大全』(安田修著)
昨日の夕方にこの本が届き、
貪るように一気に読み終え
今朝こうして感想を書いています。
実はわたし
遅読・遅筆なんです。
そんな私を、
ここまでを駆り立てたのは何か。
それは『ノート術大全』に書かれた
以下の言葉でした。
「ノートで人生が変わる」
衝撃が走りました。
「なぜノートで人生が変わるのか」
その詳細を
私の体験談とあわせ、
紹介しますので、
記事を読んでいただけると嬉しいです。
皆さんは、ノートを使っていますか?
私は、
いっつもノートを持ち歩いています。
ノートとの出会いは
20歳のとき。
もう十数年の付き合いになります。
当然、それまでも
勉強のため活用していましたが、
ハタチのとき
「日記」(自分のため)に使うようになりました。
ノートは
いつも私に寄り添う存在でした。
実は、
激務で心身を病んだことがあります。
生きる気力も湧かず、
家に引きこもる毎日。
そんなときも
「ノートに書く」ことだけは、
1日たりとも欠かしませんでした。
日記・心の動き・学び…
ノートに書くことは、心を救う作業でした。
「ノートで人生が変わる」
この言葉を読んだとき
雷に打たれたような衝撃が全身を貫きました。
これまでは、
ノートに書くことで
心がスッとするなぁとは思っていました。
けれど、
まさかそのノートが、
心を軽くするだけでなく、
人生を変えるなんて…
なぜそんなことが可能なのか!?
気になった私は、
その時点で、すっかり
『ノート術大全』の虜になってしまったのです。
「ノートで人生が変わる」
この言葉は、
キャッチーなだけでは
決してありません。
著者・安田さんの
実体験に根ざした言葉です。
安田さんは、
サラリーマンのご出身。
当時は
「サラリーマンが自分に合っていない」ことを、
何となく自覚していたようです。
そんな安田さんの背中を後押ししたのが
「ノート」でした。
目指すキャリアは、夢は、目標は?
今の仕事がそこに繋がるか?
ノートに想いを書き綴る中で
「サラリーマンを辞めるべき」
との結論に至ったのだといいます。
安田さんの決断力が素晴らしいのは勿論ですが、
私はノートの果たした役割が
とてつもなく大きかったのでは、と思います。
みなさんも、
現状に、漠然と不満を抱えること、
ありますよね?
私もあります。
けれど、
私を含め、
大抵の人は行動に移せません。
それは、
現状を変えることが
「怖い」から。
その「怖さ」が、
目を曇らせ、
一歩踏み出したい足を掴んで離さないのです。
ノートに書くことには
そんなモワッとした感情を
バッと払拭し、
「現実を直視させる」力があるのだ、と、
安田さんの体験から気付かされました。
現実を見ると、
覚悟が生まれる。
だから、
ノートは人生を変えるのです。
本『ノート術大全』には、
ノート術にまつわるエッセンスが
全て詰まっています。
「行動」
「企画」
「メモ」
「整理」
「勉強」
「目的達成」という、
人生で絶対に経験するテーマ毎に
丁寧な解説が書かれています。
今、具体的に迷いがある人は、
そのテーマからぜひ読み進めてほしいです。
また
安田さんの汗水流した経験に加え、
50冊にも及ぶ
「先人の叡智」が
ベースとなった一冊です。
本のタイトル通り、まさに
「大全」と呼ぶにふさわしい本だと思います。
著者・安田さんは
「巨人の肩に乗りなさい」といいます。
それは、
安田さんからの
「やさしさのエール」
だと受け取りました。
安田さんは、
生保のサラリーマン時代、
システム構築・資産運用と、
ミスが絶対に許されない
業務に携わっておられました。
相当の激務だったことは、
想像に難くありません。
そんななか、
希望を忘れず、独力で、血眼になり、
ノートで活路を見出した安田さん。
きっと、
こう言いたかったのではないでしょうか?
「先人達の知恵と
自分の汗水の結晶を
一冊にまとめたよ。
一人で悩みを抱えず、
ぜひこの本を頼りに、
人生の活路を切り拓いてほしい」と。
実は、
私はいま、
人生の岐路に立っています。
どこへ向かうのが良いか、
検討がつきません…
いや、正直にいえば、
答えはわかっているのかもしれません。
足りないのは
「勇気」と「覚悟」なのでしょう。
だから、
ノートを書こうと思います。
本『ノート術大全』を何度も読み返し、
ノートとの向き合い方を
しっかりと学びます。
そして、
ノートに想いや考えをすべてぶつけ
「自由で、好奇心あふれる人生」を、
自らの手で切り拓いてきたい。
そう強く思いました。
安田修さん、
迷える私の背中をやさしく押してくれる一冊
本当にありがとうございました。
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