「秘伝のネタ帳、見つけちゃった……」
この本に最初に抱いた印象です。
この本とは、文章の専門家・山口拓朗さんの新刊『マネするだけで「文章がうまい」と思われる言葉を1冊にまとめてみた。』(すばる舎)です。
「語彙力が欲しい……」
「文章表現のバリエーションを増やしたい……」
そう感じたことは、ありませんか。
語彙力は、とっても大切です。
語彙力がなければ、相手に気持ちが伝わりません。
最悪の場合、気持ちを上手く伝えられないがゆえに、
誤解や不信感を抱かれ、人間関係にヒビが入ることもありえます。
人間関係がうまくいかないのは、
あなたの性格の問題ではなく、
あなたの語彙力に問題があるのかもしれません。
……とまあ、偉そうなことを書きながらも、私もずいぶん語彙力に悩まされました。 お世辞にも、語彙力が高いとは、口が割けても言えませんでした。
ビミョーなさじ加減を伝えることが求められる場面で、言葉を持ち合わせていないがために、過激?な表現を使い、結果、上司や関係箇所に大目玉を食らったことも数知れず……(あぁ、嫌な黒歴史に涙が(泣))
もしタイムマシンで、あのときの私に会えるのなら、何はさておき、まずはこの本を渡すことでしょう(自己紹介なんてしている場合じゃありません)
『マネするだけで「文章がうまい」と思われる言葉を1冊にまとめてみた。』
この本には、25年以上に渡ってプロとして文章を書き続けている山口拓朗さんが、普段当たり前のように使っている文章フレーズが、実に300以上紹介されています(全例文・解説付き)
たとえば
・サラッと使えばデキる人だと思われる「基本フレーズ30」
・センスがあると思われて、一目置かれる!「知的に見える慣用言葉」と「便利な四字熟語」
・文章が1ランクレベルアップする「テーマ別」便利フレーズ26種
・意外と多くの人が間違えている「呼応表現」の○×ルール
いかがですか?これらの言葉を、知的にクールに使いこなす自分を妄想するだけで、ご飯3杯はいけませんか?(私はいける)
あのとき(黒歴史)の私は、手元に1つしかカード(言葉)を持ち合わせていないのに、「うーん、どうしようどうしよう……」と、ただただ頭を抱えていました。
もしあのとき、この本さえあれば、あんなに逆鱗に触れることもなかったのに……(再び悔し涙)
この本には、文章フレーズを身につけるための、オススメの3ステップが紹介されています。
ステップ1:文章フレーズを何度も読む
ステップ2:例文を模写する(書き写す)
ステップ3:文章フレーズを使い、実際に文章を書いてみる
つまり、
「言葉を知らない」から「言葉を知る」…だけでなく「言葉をいつでも使えるようになる」ことが、語彙力アップに欠かせないということです。
そこで、私は、以下のやり方をこれから実践しようと思います。
・Twitterで毎日フレーズを使う
・フレーズを使うたびに、本に書かれたフレーズにマーカーを引く
(1回使ったら黄、2回でオレンジ、3回でピンク色を塗り重ねる)
この本が真っピンクになった頃には、私は超・知的かつクールな文章を自由自在に書けるようになっていることでしょう(妄想しただけで、ご飯5杯はいけますね)
わずか1,500円で買える「文章の専門家の、25年分の秘伝のネタ帳」です。
学ぶの語源は「真似ぶ」といいます。
「うーーん」と頭を悩ませる前に、まずは一緒に、文章の超先輩に真似ぶところから始めませんか?
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