「敏感すぎて生きづらい人のこころがラクになる方法」(長沼睦雄著)のあらすじ・感想です。
あらすじ
みなさん、HSPってご存知ですか。
HSP(Highly Sensitive Person)とは「非常に感受性が強く敏感な気質をもった人」のこと。
HSPには「繊細」で「感じやすく」「傷つきやすい」という特徴があり、特に多くの人が「生きづらさ」を感じています。統計的にも5人に1人が当てはまる性質です。
本書では「もしかしてHSPかも」と日々苦しい思いをしている人に向けて、
- 自分を深く理解し、ラクになり、自分の夢を叶えるための
- 実践的な40のSTEPと15のワークが紹介されています
著者の長沼先生は「西洋医学と東洋医学の統合」を目指されており、ユニークなワークも含まれているので、これまで知らなかった気付きや所作を学べます!
感想
早速感想です。
繊細で生きづらさを感じて生きてきた自分
この本を読み、私は「HSPかもしれない」と気付きました。
常に嫌われないよう他者に合わせて生きてきた結果、
- 「受け身」で、
- 「自己主張が苦手」で、
- いつも「緊張している」自分。
そんな自分の「繊細さ」「内向性」にコンプレックスを感じて生きてきました。
古今東西、「内向的な性格」より「外交的な性格」が評価される風潮があります。
自分の「繊細さ」「内向性」は克服しなければならない。でも変えようと思っても、性格はなかなか変えられません。他人から少しでも強い口調で言われると、びくついてしまいます。そのたびにダメな自分に落ち込む日々。自分に自信を持てずに生きてきました。
「HSPだからこそ人一倍輝ける」というメッセージ
そんな中、この本に出会い、ある一節に目が奪われました。
「HSPだからこそ人一倍輝ける人生になる」
繊細だからこそ人一倍輝ける。「繊細=ネガティブ」にしか捉えていない私にとっては目からウロコでした。
でも本書を読み進めるうちに、「繊細さという弱みが強みになる」ことに気付けたのです。
たとえば、HSPの性格傾向として「内向・直感・情緒・柔軟型」が多いと言います。
これは別の言い方をすれば、以下のような人です。
どうでしょう。とても魅力的な性格に思えてきませんか。
確かに、私自身も「繊細」だからこそ、「つらい人の気持ちが分かる」「他人の話をしっかり聞ける」「相手の立場に立って伝えられる」という強みを持っているように思えてきたのです。
あのスピルバーグも「敏感で内向的」だった
実は、世界的に活躍する人の中には「敏感で内向的な人」が沢山います。
名だたる著名人ばかりだ。すげぇ。。
彼らのように「敏感で内向的」な特性を活かして活躍した人を挙げたらきりがありません。
実は「繊細」であることを悲観する必要は、全くないのです。
大事なのは「気質として受け入れ、強みを主体的に活かしていく」こと
大事なのは、
「弱さを否定するのでなく、気質として受入れ、自分で生きる覚悟を決め、主体的に生きること」
だと気づけました。
上記のように、繊細さんは沢山の魅力を持っています。
その魅力や強みを活かせる場所を自ら探していく。
敏感でなかったら感じられない世界を知っている繊細さんだからこそ、できる発明や想像、作品、癒しや繋がりがあるはずです。
他者がどうこう言おうが関係ない。自分なりに納得のいく生き方を選んでいくことで、
「生きづらい世界」は「生きがいのある世界」へと変わるのではないでしょうか。
わたしも、繊細だからこそできる「他者への共感」「相手の立場にたった発信」を強みに、大好きな「書くこと(ブログ)」を通じ、誰かの役に立つ情報を発信していきたいです。
以上が私の感想です。
もしあなたが「HSPかも」と日々苦しい思いを抱えているなら、生きがいのある世界へ飛び込むためのヒントが隠されているかもしれませんので、是非ご覧ください。
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