![](https://hodobochi.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG_8844-min.jpg)
![ほどぼち](https://hodobochi.com/wp-content/uploads/2021/12/cropped-tabibito.png)
なんで、ママは、すぐ子どもの変化に気づけるんだろう……?
子どものちょっとした変化にも、
すぐ気づけるママ。
子どもの大きな変化にも、
なかなか気づけないパパ(残念なわたし)。
ママとパパの差、それは
「子どもへの『理解力』の差」だと気づきました。
理解力とはなにか?
文章の専門家である山口拓朗さんは、
理解力をつぎのように定義します。
「理解したつもり」という壁を
乗り越えて、
深みへと踏み込む力のこと。
『1%の本質を最速でつかむ『理解力』(山口拓朗著)プロローグ
ママは、
つねに子どもの目線にたって、
子どもから見える景色や、
こころの奥底を
推察しつづけているから、
ちょっとしたことにもアンテナが立つんです。
幼稚園に行きたくない3歳ひとり息子
我が家には、
3歳のひとり息子がいます。
2歳からプレ幼稚園にかよっていますが、
3歳になり、クラスが変わると、
幼稚園に行くのを、急に嫌がるように。
「ようちえんにいきたくないぃぃ!」
「なんでいかないといけないんだぁぁぁ!」
全力で泣き叫ぶ毎日。
あさから阿鼻叫喚のよう……
子どもにも「計画」がある
「なんでこんなに幼稚園に行きたくないんだろう……」
夫婦であれこれ考えました。
![ほどぼち](https://hodobochi.com/wp-content/uploads/2021/12/cropped-tabibito.png)
まあ環境もかわったし、仕方がないかな……
どこかあきらめの気持ちもあったんです。
しかし、
妻は、一歩踏み込み、つぎのように考えました。
![ママぼち](https://hodobochi.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
いつまで行けばやすみか、分からないから、不安なのかも!
たしかに、
大人も、土日がいつくるかわからない一週間とか最悪ですよね……
ずっと月曜日だったらどうしよう……。
毎日が、サザエさん症候群です。
そこで、子どもに、
休みまでのスケジュール感をつかませるため、
カレンダーをピンク(登園日)と青(休園日)でぬりわけ、
「あと何日いけば、おやすみだよ!」
と伝えるようにしました。
そして、登園のたびに、シールを貼るようにしました。
はじめて数日、
子どもが、
自分から「あと何日だね」と言うように。
帰ってきて、シールを貼るのも、楽しいみたいです。
エンドが見えることで、
気がラクになり、
「ちょっと踏ん張ってみるか」
という気持ちが芽生えたのかもしれません。
子どもにも「自尊心」がある
それでも、子どもの
「行きたくないぃぃぃ!!」は、
完全におさまったわけではありません。
![ほどぼち](https://hodobochi.com/wp-content/uploads/2021/12/cropped-tabibito.png)
慣れるしかないかな……
パパがあきらめかけたとき、
ママがまた気づきました。
![ママぼち](https://hodobochi.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
最後に登園すると、泣いている姿をみんなに見られるから、嫌なのかも!
これまでは、
あまりにも泣きじゃくるので、かわいそうで、
家を出るのが遅れ、
登園が最後になっていたんです。
ついた頃には、
みんなは友達の輪ができていて、
そこに満を持して登場する、
号泣するmy son(どーん)。
大勢のともだちに泣き姿をみられ、
自尊心が傷つけられていたのかもしれません。
そこで、
自宅の時計を30分ほど早め、
前倒しで登園するように。
すると、今週は、
家を出るまでは、泣かなくなりました!
(幼稚園についたら、泣いちゃいますが汗)
帰ってきて
「◯◯ちゃんも泣いてたよー」と笑顔でいっていました。
恥ずかしさが消えたことにくわえ、
ほかにも泣いて登園するともだちを見て、
「ひとりじゃない」ことに気づけたのかもしれません。
ウラにかくされた気持ちを推察しつづける
わたしは、
「環境が変わったから、仕方がないか……」
とあきらめていました。
でも妻は、
子どもが少しでも心地よい幼稚園生活が送れるよう、
子どものことばや行動のウラに隠された気持ちや考えを、
推察しつづけました。
「子どもへの理解に対する貪欲な姿勢」が、
ふたりの差を生んでいたんですね。
理解が貧弱なヨチヨチパパのわたし(泣)は、まずは、
相手の目線にたって、
見える景色や、
こころの奥底を、
推察するよう、がんばります。
- 幼稚園につくのが最後だと、子どもにはどんな景色が見えるのかなぁ……
- そのときの子どものどう考えているのかなぁ…… とか
妻にはまったくおよびませんが、
すこしでも子どもに寄り添える親になれるよう、
理解力をきたえたいです。
相手を理解しようとする行為は
「愛」そのものです。
『1%の本質を最速でつかむ『理解力』(山口拓朗著)P311
山口拓朗さん、ありがとうございました。
すべての本質である「理解力」を、
明確な言語化で整理いただき、
わたしも理解が深まりました。
……おっと、でも、ここで満足しちゃダメですね。
(理解力とは)
「理解したつもり」という壁を
乗り越えて、
深みへと踏み込む力のこと。
『1%の本質を最速でつかむ『理解力』(山口拓朗著)プロローグから引用
理解を深める旅におわりはありません。
人生を通じ、自問自答を繰り返します。
山口拓朗さん、貴重な本を世に出していただき、ありがとうございました。
コメント