「自分らしい人生って、どうやって送るんだろう?」
私は、30代のサラリーマンです。
「恵まれた家庭」に育ち、
「有名大学・大企業」に入りました。
世間から見れば、
「何不自由ない人生を送っているなぁ」
と思われていたと思います。
けれど、心の奥底では、ずっと
「生きづらさ」「息苦しさ」
を感じていました。
それは、
「世間が決めた価値観」を
人生の中心に据えていたからだと、
今は思います。
「自分の本当の欲求」を
心の奥底にずっと押し込め、
いつの間にか、
それに気づかないよう生きていたんです。
結局、
仕事での重圧や人間関係に耐えきれず、
ストレスで適応障害になり、
休職しました。
仕事が引き金となり、
抑圧し、傷つけてきた心身が限界を迎え、
メンタルダウンという形で噴出したんですね。
以来、
「世間の価値観」でなく
「自分の価値観」を人生の中心に据えることを心の底から望んでいます。
「私はこう生きています!」って
胸をはって、堂々と、
自分の言葉で言える人になりたいんですね。
けれど
「自分らしい人生」って
どうやって生きるのか、
皆目見当もつかない日々を
悶々と送っています。
人生の出来事がもたらしたメッセージを見つけ出す
そんなとき、気づきを与えてくれる本の一節と出会いました。
そこで必要になるのが
「自分の物語化」です。
自分の物語化とは、
これまでの人生で連綿と起こってきた出来事に対して、自分なりの解釈をつけていくことです。
(中略)
起こった出来事に対して、
主観的に自分が納得できるような意味づけをしていくことで、
挫折から前向きに立ち直ったり、
成功体験を自信に変えたりすることができるわけです。
『我慢して生きるほど人生は長くない』(鈴木裕介著)P7から引用
「あぁ、なるほどなぁ」と
心のモヤモヤがすっと晴れた感覚でした。
この一節を、私は次のように解釈しました。
「人生に無駄なことなど何一つない。
ただし、そこからメッセージを受け取るかぎり」
生きていれば、様々な出来事が起こります。
楽しかったこと、悲しかったこと、きつかったこと…
なかには、恥ずかしい、人生から抹消したい、思い出したくもないような出来事もあると思います。
それらの出来事から、目を背けず、丁寧に振り返り、自分の思考や感情を省みる。
・自分は何を感じたか
・自分はどう反応したのか
・なぜそのような反応を示したか
・そこからどう変わったか
出来事から得られるメッセージは、
そのまま
「自分の心の叫び」とも言い換えられます。
一連の出来事から紡がれる「心の叫び」を大切に、
これからの人生を生きる。
そうすれば、
きつかったことも、つらかったことも、
全てひっくるめ、
自分らしい物語を生きるための
原動力に変えられると思うんですね。
(とはいえ、
きつい出来事から目を背けず、振り返ることは、大変な作業でもあります。
まだ振り返るだけの心の余裕がない場合は、そんなことは一旦忘れ、自分の心おもむくままに、楽しいことをするのが一番だと思っています。)
メッセージを探るために必要な「問い」
では、
人生の一連の出来事から
メッセージを紡ぎだすには、
具体的にどうすればいいのか。
わたしは、
以下の問いを
自分に投げかけることが有効だと感じています。
・CAN(自分の能力、強みはなにか)
・FUN(自分の好きなことはなにか)
・WANT(自分のやりたい目標・夢はなにか)
・NEED(自分が貢献したいことはなにか)
(これらは、
樺沢紫苑さんのオンラインサロン
「ウェブ心理塾」のセミナーで、
2022年1月に紹介されたものですね)
質問に答えることは、
「人生の出来事に意味づけする作業」
に他なりません。
たとえば私の場合、
学生時代からずっと、時間があれば
文章を書いています。
(授業をさぼり、mixiを書いていましたね)
「書くことが、あなたの幸せなんだよ」
というメッセージなのかもしれません。
また冒頭で書いたとおり、
他人の決めた価値観に縛られ、
心身を病みました。
それは
「自分のしたいことにもう蓋をする必要はないんだよ」
というメッセージな気もします。
このように一つ一つの出来事に
主体的に意味づけし、
それをつなぎ合わせることが
「自分の物語化」なのかなと思います。
自分だけの物語を生きよう
私は、自分の人生をあゆむ道半ばにいます。
人生に起きた出来事を一つ一つ解釈し、
「人生の編集作業」を行っているイメージでしょうか。
また編集でき次第、
その物語を都度アップしていくつもりです。
感想や応援コメントを戴けると、
自分の人生を生きる励みになるので、
とても嬉しいです。
周りからは分からない、
心の奥底に生きづらさを抱えている人は、
多いんじゃないかなと思います。
生きづらさを感じるけれど、
脱出の糸口をどう掴めばいいか分からない。
何が自分の幸せか、分からない。
大丈夫です。
誰でも自分だけの幸せを、
きっと見つけられると、
私は信じています。
一つ一つ、
超ベイビーステップで、
ほどほどに、ぼちぼちと行きましょうね。
一緒に、ちょっとずつ
自分だけの人生を歩んでいきたいです。
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